【ネタバレあり】ドキュメンタリーなのか皮肉たっぷりのイタズラなのか「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」の解説・感想

映画情報

解説

決して素顔を明かさないナゾの覆面グラフィティ・アーティスト、バンクシーの初監督作。第83回米アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされて話題となった。ストリート・アートに関するドキュメンタリーを制作していた映像作家のティエリー・グエッタは、幸運にもバンクシーの取材に成功する。しかし、グエッタに映像の才能がないと気づいたバンクシーはカメラを奪い、グエッタを“ミスター・ブレインウォッシュ”というアーティストに仕立てあげ、カメラの前に立たせる。
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作品データ

原題:Exit Through the Gift Shop
製作年:2010年
製作国:アメリカ・イギリス合作
上映時間:90分
オフィシャルサイト
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スタッフ・キャスト

監督:バンクシー
製作:ホリー・カッシング ジェームズ・ゲイ=リース
ナレーション:リス・エバンス
編集:クリス・キング トム・フルフォード
音楽:ジェフ・バーロウ ロニ・サイズ

出演:ティエリー・グエッタ、スペース・インベーダー、シェパード・フェアリー、バンクシー
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てるりん
ここからは全開でネタバレしていくので覚悟してくれよな!
みっつん
ここで言っておけばネタバレ警察に見つかっても大丈夫だね!

発端

1億越えで落札された絵がシュレッダーにかけられる

てるりん
ストリートアーティストであり芸術テロリストとも呼ばれるバンクシーの絵がシュレッダーにかけられたニュースにはビックリしたね。
みっつん
オークションにて140万ドルで落札された直後に額の中に仕込まれたシュレッダーが動きだし裁断されるという壮大なギャグに笑わせてもらいました。

てるりん
このバンクシーという人がまた一筋縄ではいかない人で、今回のイタズラ?テロル?もどんな意図で行われたかは不明なんだよな。
みっつん
下手なことを言うと後から恥をかきそうなので黙っているのが吉!
てるりん
そんな身も蓋もないこと言いなさんな。
みっつん
これら一連の出来事込みで作品と考える人も多いみたいだけど。
てるりん
おかげで絵の価値も落札価格より上昇しそうな気配。バンクシーの評価も上がってみんなハッピー!って形で収まるのかな。
みっつん
当の本人は、そんなしたり顔の識者たちを見て笑っていそうだけどね!

物議を醸した映画

てるりん
バンクシーは2010年に「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」という映画を監督しているのは知っている人も多いのでは。
みっつん
ワタシはこの映画でバンクシーを知った口だけどね。
てるりん
この映画がまた単純に語ることができないというか・・・。
みっつん
前半と後半でテイストがガラッと変わるし、ドキュメンタリーなのかモキュメンタリーなのかも明確にならない。
てるりん
観たのはだいぶ前だけど、当時の感想を基にして記事を書いてくよ。
みっつん
90分しかないんだからもう一度観ろと言う意見は無視します!

感想

前半

てるりん
映像作家のティエリーがストリートアーティストを撮影しているうちに、覆面芸術家バンクシーのドキュメンタリーを撮ることになるのが前半のお話。
みっつん
映像作家というか、ただの対人スキルが高い撮影好きのあんちゃんだよね。でも憎めない奴。
てるりん
出来上がった作品を見せられたバンクシーに秒で見限られてるしな(笑)。

絶望的に映像センスがないティエリー

traileraddict

みっつん
ところが、そこからまた話が違う方向に転がり始めていくんだよね。

後半

てるりん
バンクシーは軽いノリで「アーティストを撮るよりも自分でアート活動でもしてみたら?」なんて提案しちゃう。
みっつん
そんな事バンクシー直々に言われたら舞い上がっちゃうのはしょうがない。案の定調子に乗ってアート”っぽい”作品を量産し、個展まで開くことに。
てるりん
色んなアーティストにインスパイアされた・・・って言い方だと格好つくけど、ほぼほぼどこかで見たようなパクリ作品(笑)。
みっつん
そんなだから個展の準備もうまくいかないよね。困ったティエリーはバンクシーに泣きつく。ここまでがテンプレ

困ったときのバンクシー

シネマトゥデイ

てるりん
バンクシーがサポートした結果、周囲から「あのバンクシーが認めた新人芸術家」みたいな扱いになって、結果個展は大成功。
みっつん
ティエリーこと「ミスター・ブレインウォッシュ(笑)」は有望なアーティストの道を踏み出した・・・。
てるりん
そして彼を手助けしたバンクシーやアーティスト仲間、そして観ている我々を若干苛立たせながら映画は終了。
みっつん
おいおい、これでいいのかよ・・・ともやもやする終わり方だったね。

まとめ

結論

てるりん
最初に感じたのは、現代アートに対するどぎついまでの皮肉
みっつん
小金を持ってるセレブ気取りのいけ好かない奴らは、アートのことなんか何一つ分かっちゃいないんだろ!?っていう過激なメッセージを感じるね。
てるりん
みっつんの過激なルサンチマンは十分伝わってきたよ!
みっつん
俺や世間の評価が高いから褒めてるだけなんでしょ?っていう。
てるりん
我々もそういうところがあるからとても他人事とは思えない。「アートとは何かね?」「価値観とは何かね?」と考えさせられてしまう。
みっつん
世間の評価も当てにならないってことだ。酷評されているデビルマンの実写映画だって実は傑作なのかもしれないよ。
てるりん
あれはまごうことなき駄作!
みっつん
しかしティエリーも勘違いされて評価が上がってくなんて矢沢のエーちゃんみたいだね。
てるりん
それは矢沢栄吉ではなくてカメレオンの矢沢栄作の事?たとえがわかりづらいのってどうかと思う。
みっつん
じゃあ特攻の拓ちゃんって言えばよかったかな。
てるりん
なぜ平成初期のヤンキー漫画でしかたとえないの!?

今回話題に出た映画&関連作

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

てるりん
DVDも出ているし、見放題で動画も配信されたりするので苦労せず観られると思う。
みっつん
90分でサクっと観られるのにズシンと心に残る傑作。観るべし!

バンクシー・ダズ・ニューヨーク

てるりん
こちらもバンクシーが仕掛けたイタズラ?芸術テロ?のドキュメンタリー。
みっつん
残念ながら未見なのです。U-NEXTなら見放題で観られるし、80分と短いのでちょっと時間ができたら観てみよう。

デビルマン

てるりん
漫画のデビルマンは読んだ人にトラウマを植えつけるが、映画版は違った意味で悪夢のような作品
みっつん
真剣に観ようとすると怒りがこみ上げてくるけど、ギャグ映画と思えば抱腹絶倒は必死なので冗談抜きに一度は必ず観ておいた方がいいよ!

漫画は正真正銘の傑作


カメレオン

てるりん
ハッタリで成り上がっていく矢沢のエーちゃんのヤンキーサクセスストーリー。
みっつん
意外と練りこまれているギャグに笑わせてもらいました。OZ結成あたりが好き。

疾風伝説特攻の拓

てるりん
「かぜ」伝説「ぶっこみ」の拓と独特な読ませ方をすることで有名な漫画。色々なシーンで引き合いに出される事も多いので、読んだ事なくても鰐淵さんや武丸の顔を見たことがある方も多いのでは。
みっつん
天羽くんが出てきたあたりが一番盛り上がったかな~。それ以降はちょっとパワーダウンしたかも。

続編もやってます。未見ですが。


てるりん
これらの関連作はアマゾンプライムとかU-NEXTで全部観られるので、興味のある方は画像をクリックしてみて!
みっつん
そうすると我々に小銭がチャリンチャリンと入ってくるのでよろしくね!
てるりん
下品!もうちょっとオブラートに包もう!