【ネタバレあり】凄いのはPCの画面だけで物語が進んでいくことだけじゃない「search/サーチ」の解説・感想

映画情報

解説

物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していくサスペンススリラー。16歳の女子高生マーゴットが突然姿を消し、行方不明事件として捜査が開始されるが、家出なのか誘拐なのかが判明しないまま37時間が経過する。娘の無事を信じたい父親のデビッドは、マーゴットのPCにログインして、Instagram、Facebook、Twitterといった娘が登録しているSNSにアクセスを試みる。だがそこには、いつも明るくて活発だったはずの娘とは別人の、デビッドの知らないマーゴットの姿が映し出されていた。「スター・トレック」シリーズのスールー役で知られるジョン・チョウが、娘を捜す父親デビッド役を演じた。製作に「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。Googleグラスだけで撮影したYouTube動画で注目を集めた27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティが監督を務めた。
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作品データ

原題:Searching
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:102分
オフィシャルサイト
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スタッフ・キャスト

監督:アニーシュ・チャガンティ
製作:ティムール・ベクマンベトフ、セブ・オハニアン、アダム・シドマン、ナタリー・カサビアン
製作総指揮:マリヤ・ザトゥロフスカヤ、アナ・リサ・ムラビナ、イゴール・ツァイ
脚本:アニーシュ・チャガンティ、セブ・オハニアン
撮影:フアン・セバスティアン・バロン
美術:アンヘル・エレーラ
衣装:キャロライン・エスリン=シェイファー
編集:ウィル・メリック、ニック・ジョンソン
音楽:トリン・バロウデイル

出演:ジョン・チョウ、デブラ・メッシング、ジョセフ・リー、ミシェル・ラー
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てるりん
ここからは全開でネタバレしていくので覚悟してくれよな!
みっつん
ここで言っておけばネタバレ警察に見つかっても大丈夫だね!

感想

PCの画面内のみで物語が進められる斬新な構成

てるりん
簡単に内容を説明すると「失踪した娘を親父が探した結果、娘の隠された秘密が次々に判明したりするけど犯人も捕まり娘も無事見つかる」映画。
みっつん
この作品はストーリーよりも「物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していく」ってことで注目を浴びてるよね。
てるりん
監督のアニーシュ・チャガンティは今作が初監督作品だけど、以前Google Glassのみを使用して撮影した「Seeds」という短編動画がYouTubeで話題になったことがあるみたい。

みっつん
2分半しかないけど、全て一人称視点でお話が進行していくので酔いやすい人は注意してね。
てるりん
こちらの動画も映像の見せ方とテンポの良さが光ってるな。
みっつん
今作もキャッチーな見せ方が売りなんだけど、それだけで終わっていないところが凄い。

「画面」で語られるストーリー

てるりん
ネット社会ならではの事件をストーリーの中心に据えていることで、PC画面の中だけという特異な見せ方が不自然に見えず話にすっと入りこめる
みっつん
凄く考えられ、練り上げられた脚本なんじゃないかな。
てるりん
お話の語り方も見事
みっつん
例えば冒頭5分くらいは主人公家族の紹介と言える映像なんだけど、ナレーションやテロップなど説明らしい説明は全く無い
てるりん
それなのに家族の性格や趣味、それぞれの関係性などがわかりやすく示されているスマートな作り。
みっつん
説明ばかりでセンスのかけらも感じられない2〇世紀少年とは大違い!
てるりん
それ伏字にしている意味無いよ!
みっつん
映像でストーリーを語っていくのは映画ならではの表現方法だけど、文字の入力や画面のスクロールなどPC画面でしかできない描写で主人公の感情を見事に描き出していたね。
てるりん
そして中だるみもなく、二転三転する話にどんどん引き込まれていく
みっつん
エンディングまであっという間だったね~。
てるりん
上映時間が102分と短いというのもあるけど、最後まで目が離せなかったな。
みっつん
確かR10〇も同じくらいの上映時間なんだよね・・・体感時間は倍以上に感じられたけど。
てるりん
それもやっぱり伏字の意味ないから!

ちょっと気になった事

みっつん
とはいえ気になることが無いわけでもない
てるりん
一番気になるのは主人公テレビ電話やりすぎ問題(笑)。
みっつん
相手に何かを見せなければならない場面なら仕方ない気もするけど、電池が切れそうなのにテレビ電話をかけるのはどうかと思う(笑)。
てるりん
それに電話が終わった後でもPCの画面上に自分の姿が映りっぱなしになってるのは気にならないのかね?
みっつん
アメリカン・サイコのクリスチャン・ベールみたいなものじゃない?
てるりん
ヤってる最中の自分を鏡で見て興奮するナルシストの変態と一緒にしては可哀そう!
みっつん
あと犯人の取調べ映像ってあんな簡単に見られるものなの?
てるりん
んー、どうだろ。取調べの可視化は進んでると思うけど・・・。
みっつん
アメリカでは当たり前なのかもね。調べてないけど。
てるりん
あの場面だけはちょっと無理筋じゃないかな・・・と引っかかった。
みっつん
驚いたのが、娘を演じていたミシェル・ラー。なんと30歳なんだって!
てるりん
言われなきゃ全く違和感がないのが凄い。
みっつん
そんなことできるのって日本では安達祐実くらいなんじゃない?
てるりん
その場合、どちらかというと小学生を演じられる女優なのでは・・・。
みっつん
結局友達がいなくてぼっち飯を食べている娘の闇については未解決なんじゃない?
てるりん
ハッピーエンドっぽい終わり方になっているけど、根本的な問題は残っちゃってるよな。
みっつん
一躍時の人になって一時的に人は寄ってくるだろうけど・・・ねえ。
てるりん
家族が一丸となって乗り越えていければいいんだけど。
みっつん
自分だったら、PCやSNSを徹底的に調べた親とは恥ずかしくてまともに顔を合わせたくはなくなるけどね!

まとめ

結論(という名の駄話)

てるりん
息子の無実を作り出すために無実の人間を手に掛けるくだりは母なる証明と同じだな。
みっつん
説明はなかったけど、息子は何らかの障害持ちっぽかったね。そのあたりも共通してるかも。
てるりん
我が子可愛さに罪を犯してしまう心理は洋の東西を問わないのかね・・・。
みっつん
結局この映画で一番心に残ったのは・・・。
てるりん
何?
みっつん
枝豆って英語でもそのまんまedamameって言うんだね。
てるりん
そこ!?
みっつん
あとオクラもokraだったのにびっくり。
てるりん
オクラは元々外来語だよ!明治初期に入ってきた野菜!
みっつん
はえ~、勉強になるなあ~。
てるりん
もっと印象深いシーンがたくさんあったはずなのに・・・。

今回話題に出た映画&関連作

20世紀少年

てるりん
もう隠す気も無いんだね(笑)。
みっつん
駄作と言われておりますが、きちんと見てから批判しましょう!面白い所が見つかるかもしれませんよ~(笑)。

R100

てるりん
実は途中まで結構面白く観れたんだけど、段々とお話がしょーもなくなっていき・・・。
みっつん
それを自分で突っ込み始めたところでギブアップ。もう少しでシベリア超特急クラスの迷作になったかもしれなかったのに・・・。

アメリカン・サイコ

てるりん
大爆笑必至の名刺バトルシーンは必見!
みっつん
基本的に不謹慎な映画なので、ブラックユーモアを楽しむ気持ちで観ないと不快になること請け合いです(笑)。


母なる証明

てるりん
本文で内容をネタバレしてしまっているのですが、最初に見た時は衝撃が走ったね。
みっつん
観た後は間違いなく心が重くなると思うけど、傑作なので見てください!

てるりん
ここで紹介した映画に興味のある方は画像をクリックしてみて!
みっつん
そうすると我々に小銭がチャリンチャリンと入ってくるのでよろしくね!
てるりん
下品!もうちょっとオブラートに包もう!